船越の海
土曜日, 12月 20th, 2008沖に見えるのは,立島(たつしま)です。
そのまた遠くには,大きなタンカーがゆ~くり,ゆ~くりと,航行しています。
今シーズンは暖冬なのでしょうか,今日も,あったかい日差しが注いでいました。
海面に反射する光は,目をつむりたくなるほど強烈です。
でも,海の色は,やっぱり「冬の海の色」です。
夏とは違って,なんとなくさみしい感じがするのは,なぜでしょう・・・
周防大島は,山口県の大島郡。地図には,「屋代島」とあります。
ちなみに,面積は瀬戸内海で3番目です。(1番目は,淡路島。2番目は小豆島)
ちょうど「金魚」の形をしていて,「船越」は,その金魚の一番くびれた部分にあります。
その名のとおり,遠く昔には,こっちの海からあっちの海まで,船が越していたそうです。
なつかしい船越の海。
まだ幼い頃,父が漕ぐ小さな伝馬船にのせてもらい,魚釣り。
よく釣れていたのは,ギザミ・キスゴ・ハゼだったかな?
そいえば,船酔いもしてたなぁ・・・。
船上からは見えない,暗い海の底の,魚たちの様子を想像しながら,
糸を垂らしていたあの頃が,なつかしい。
昼ごはんの後,ちょっと立ち寄っただけ。
少しの間,時間が止まっているようでした。